トヨタ自動車は今年度1年間の最終利益の見通しを発表し、車の需要の回復に伴ってアメリカや中国などの主力市場で販売が大きく伸びていることからこれまでの1兆4200億円から1兆9000億円に大幅に上方修正しました。また、あわせて発表した去年12月までの9か月間の決算は、新型コロナウイルスの影響で販売が一時落ち込んだため、グループ全体の最終的な利益は前の年の同じ時期と比べて14％減少し、1兆4680億円となりました。

10日の東京株式市場、株価は小幅に値上がりしています。

企業の間で取り引きされるモノの価格を示す企業物価指数の下落が続いています。1月の速報値は、新型コロナウイルスの感染拡大で原油価格が値下がりしたことなどから前の年の同じ月を1.6％下回り11か月連続で下落しました。

経営再建中の航空会社「スターフライヤー」は、北九州市から10億円の補助金を受けるとともに、雇用の維持を目的に社員を市に出向させることで、最終的な調整に入ったことが明らかになりました。

兵庫県北部のブランド米を販売する地元の農業協同組合が、フランスへの輸出を始めることになりました。環境に配慮した栽培方法をアピールし、環境問題への関心が高い現地のニーズを取り込みたいとしています。

大手機械メーカー「IHI」の去年12月までの9か月間の決算は、新型コロナウイルスの影響で航空機向けのエンジンの需要が落ち込み販売が伸びなかったことから、100億円を超える最終赤字となりました。

9日の東京外国為替市場、円相場は1ドル＝104円台後半まで値上がりしました。

化粧品大手「資生堂」の去年1年間の決算は、新型コロナウイルスの感染拡大による外出の自粛や外国人旅行者の大幅な減少で売り上げが前の年より18％減り、最終的な損益は116億円の赤字となりました。

9日の東京株式市場、日経平均株価は値上がりしました。

JT＝日本たばこ産業は、日本国内のたばこ市場の成長が見込めないことから、国内と海外のたばこ事業を統合したうえで、今後、社員を対象に1000人規模の希望退職などを募集すると発表しました。合わせて、福岡県筑紫野市にあるJT九州工場や、グループ会社でフィルターを製造している福岡県田川市の工場について、来年3月に廃止するとしています。