10日のニューヨーク株式市場ダウ平均株価は、小幅ながら値上がりし、最高値を再び更新しました。

東京電力の去年12月までの9か月間の決算は、小売り事業の競争の激化や新型コロナウイルスの感染拡大の影響で電力の販売量が減ったことなどから、この時期としては4年ぶりの減収減益となりました。

10日の東京外国為替市場、円相場は小幅な値動きとなりました。

東京女子医科大学が先月、職員に対し、学内の自粛要請に違反するなどして新型コロナウイルスに感染した場合、休業中は無給とするなどの方針を示していたことが分かりました。これに対し大学の労働組合は10日、撤回を求める要請書を大学側に提出しました。

経営再建中の液晶パネルメーカー、ジャパンディスプレイの去年12月までの9か月間の決算は、スマートフォン向け事業の不振で、最終的な損益が229億円の赤字となりました。

資源開発会社、INPEX＝国際石油開発帝石の去年12月までの1年間の決算は、最終的な損益が1116億円の赤字となりました。

ことしの春闘で、NTT労働組合はすべての従業員を対象に年収の2％程度の引き上げを経営側に要求することを決めました。

10日の東京株式市場、株価は小幅に値上がりし、30年6か月ぶりの水準に上昇している日経平均株価は4営業日連続の値上がりとなりました。

トヨタ自動車は今年度1年間の最終利益の見通しを発表し、車の需要の回復に伴ってアメリカや中国などの主力市場で販売が大きく伸びていることからこれまでの1兆4200億円から1兆9000億円に大幅に上方修正しました。また、あわせて発表した去年12月までの9か月間の決算は、新型コロナウイルスの影響で販売が一時落ち込んだため、グループ全体の最終的な利益は前の年の同じ時期と比べて14％減少し、1兆4680億円となりました。

10日の東京株式市場、株価は小幅に値上がりしています。