16日の東京株式市場、日経平均株価は600円以上値上がりし、終値として3週間ぶりに2万9000円台を回復しました。注目を集めていたアメリカのFRB＝連邦準備制度理事会の会合の結果がおおむね想定の範囲内だったとして安心感が広がり、買い注文が増えました。

プロ野球のパ・リーグは、ブロックチェーンと呼ばれるインターネットの技術を活用し、選手のホームランなど名場面の動画を販売する新たなサービスを始めることになりました。コロナ禍で球場を訪れる機会が減る中、新たな楽しみ方をファンに提供したいとしています。

農林水産物や食品の輸出額の合計は、政府が長年目標としてきた年間1兆円を初めて超えることになりました。財務省が16日に発表した先月・11月の貿易統計から、ことし1月から先月までの輸出額の速報値は1兆600億円余りとなりました。アメリカや中国で外食需要が回復したことなどが主な要因です。

15日のニューヨーク株式市場は、アメリカの中央銀行にあたるFRB＝連邦準備制度理事会の会合の結果がおおむね想定の範囲内と受け止められ、ダウ平均株価は300ドルを超える値上がりとなりました。

国土交通省が建設業の受注動向などを示す統計の調査票の書き換えを指示しデータを二重に計上していた問題で、おととし以前の調査票の原本が保存期間の2年をすぎて廃棄されていることが分かりました。不適切なデータの取り扱いは8年前から続いていたとみられていますが、今後の調査で詳しい経緯や二重計上の実態をどこまで明らかにできるかが課題となります。

デジタル化の進展で半導体の需要が世界的に高まる中、東京都内で15日から先端半導体を駆使したさまざまな技術を披露する展示会が開かれ、次世代コンピューターや高速・大容量の通信が紹介されています。

兵庫、大阪で展開する「関西スーパーマーケット」は、阪急阪神百貨店の運営会社「エイチ・ツー・オー リテイリング」と15日、経営統合しました。売上高で関西有数のスーパー連合となり、どのように統合の効果を発揮していくか注目されます。

トヨタ自動車は来月の世界全体での生産台数が、過去最高になる見通しだと発表しました。ただ、足元では新型コロナウイルスの影響による部品不足で、一部の生産ラインの稼働停止が発生しているため、状況を注視するとしています。

先月、日本を訪れた外国人旅行者は推計で2万人余りと、新型コロナウイルスの感染拡大前のおととしと比べると99％を超える減少で、記録的な低水準が続いています。

中国の先月の工業生産は、電力の供給が改善されたことなどで、3.8％のプラスとなったものの、伸び率は依然として力強さを欠く水準にとどまっています。