今月の卵の卸売価格は、飼料価格の高騰や鳥インフルエンザの感染拡大で、統計を公表している1993年以降最も高くなり、3か月連続で最高値を更新しました。

企業の生産活動を示す3月の鉱工業生産指数は、2015年を100とした指数で95.7となり、2月を0.8％上回って、2か月連続の上昇となりました。経済産業省は、企業の生産活動の基調判断を「生産は緩やかな持ち直しの動き」に上方修正しました。

ホンダは、京都市の大手電池メーカー、GSユアサと共同で、およそ4000億円を投資し、国内に電池工場を建設する方針を固めました。EV＝電気自動車の生産拡大に向けて、電池の安定調達を図るねらいです。

29日からG7＝主要7か国のデジタル・技術相会合が群馬県高崎市で開かれます。会合では、企業などが国境を越えてデータを活用しやすくするための制度作りについても議論される見通しで、日本のIT企業からは期待の声も出ています。

アメリカのGDP＝国内総生産の発表を受けて27日の外国為替市場ではいくぶん円安が進み、円相場は一時、1ドル＝134円台まで値下がりしました。市場予想は下回ったものの3期連続のプラス成長となり、経済の底堅さが確認されたことで、市場ではFRB＝連邦準備制度理事会が来週、開く金融政策を決める会合で利上げを行うとの見方から、日米の金利差が意識されて円売りドル買いが進みました。

九州電力は燃料費高騰の影響などで昨年度の最終損益が大幅な赤字に陥る見通しになっていることなどから、財務基盤の強化に向け、2000億円規模の資本増強を行うことで調整を進めていることがわかりました。

ホテルや不動産などの事業を手がける「ユニゾホールディングス」が裁判所に民事再生法の適用を申請したことを受け、会社が発行した合わせて610億円分の社債が債務不履行になりました。国内の公募社債の債務不履行は2017年に経営破綻した大手エアバッグメーカーの「タカタ」以来となります。

1985年に発売された人気ゲーム「スーパーマリオブラザーズ」。特徴のあるひげに、「M」のマークのついた赤い帽子、そして躍動感のあるジャンプ。「マリオ」は、今や、世界中で愛される存在となりました。キャラクターのデザインなどを手がけた「生みの親」である任天堂のゲームクリエイターの宮本茂さんがNHKのインタビューに応じました。宮本さんに、時代を超えて活躍の場を広げるマリオとその未来について聞きました。（京都放送局 記者 山崎麻未）

27日の東京外国為替市場は、日銀が大規模な金融緩和策を当面続けるという見方から、円を売る動きが出て円相場は値下がりしました。

航空大手ANAホールディングスの昨年度1年間の決算は、最終的な利益が894億円と、3年ぶりの黒字となりました。各国の水際対策が緩和され、国際線を中心に旅客需要が大幅に回復したためです。