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バブル崩壊後の経験を生かそう(御立尚資の「経営レンズ箱」)
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- 今回の金融危機に当たり、日本のバブル崩壊後の経験が、欧米当局の参考になるはずだという論が盛んだ。確かに政策運営上の失敗、成功ともに、何らかの学びとなることは間違いない。何と言っても、長期間にわたって経済の不振が続き、社会全体が一種自信を喪失した状況になることだけは避けたい。 ここで少しだけ、過去に何が起こったかを振り返っておこう。 最初に起こったのは、バブル崩壊だ。1986年から急ピッチで上昇した日経平均株価はおよそ3倍になり、1989年末には3万9000円近くに達した。ところが、この高株価は翌年2万円以下をつけるレベルまで急降下。振り返ってみれば、典型的なバブル生成と崩壊の症状を示した。
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