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【ロンドン市場】 リセッション入り確認も、ユーロ買い目立つ
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13日のロンドン市場、株価にらみの展開は継続しており、基本的
には、NY株式市場のオープン待ちといった状況で、様子見気分
が強い。
その様な中、ユーロの買い戻しだけが目立った。
◆対欧州通貨でユーロ買い強い このところ、ユーロは対ドル、対円では軟調な展開が続いている ものの、対欧州通貨では買いが継続している。
きょうも対ポンドで ユーロは最高値を更新、対スイスでも上昇している。
市場の一部には、下値でのロシア系のユーロ買い観測が出ていた。
今週、ロシア中銀はドルとユーロで構成する通貨バスケットに対す るルーブル相場の下落を容認している。
その動き伴って、ロシア系 がユーロ売りを活発に出していたとの観測も出ていた。
その利益 確定の買い戻しが入ったのではとの見方も出ていたようだ。
また、M&Aに絡んだ実需のユーロ買いとの観測も。
この動きに、きょうは対円、対ドルでもユーロ買いが優勢となり、118. 30近辺まで下落していたユーロ円は120台まで急速に戻している。
◆だた、ドイツはリセッション入り確認 ユーロは堅調な展開となっていたが、欧州の景況感は弱い。
きょう発表になった7-9月期のドイツGDP速報値は前期比-0.5%と 予想(-0.2%)を下回る内容、2四半期連続のマイナス成長となり、 リセッション入りが確認された格好。
また、一部報道で、ノボトニー ・オーストリア中銀総裁はユーロ圏は既にリセッションに入っており、 ECBスタッフが来月発表する09年の見通しも同様に後退を見込む 内容になる可能性もあると指摘していた。
ドイツはリセッション入りが確認され、明日はユーロ圏GDPが発表 される。
こちらも前期比-0.2%と2期連続のマイナス成長が見込ま れており、リセッション入りが確認される可能性も高い。
◆ポンドは軟調 英中銀1.0%の利下げ期待も ポンドは軟調な展開が続いていた。
ユーロの買い戻しが目立つ中、 ユーロポンドは0.84台に上昇、連日の最高値更新となっている。
12月の英欧の政策金利はともに、利下げが期待されているが、 一部の金融機関が英中銀は1.0%の大幅利下げを実施してくるの ではとのレポートも出回っていたようだ。
◆ドル円は96円近辺で小動き ドル円は96円近辺での小動きが続いた。
欧州通貨同士の動きが 中心で、ドル円はその動きに挟まれた格好。
特に方向感のない 動き。

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