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【ロンドン市場】 様子見の中、ポンド売り目立つ
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11日のロンドン市場は、NY市場がベテランズデーの祝日ということもあって、
全体的には静かな動きとなった。
その様な中、実需の対欧州通貨でのポンド売りが 目立った格好。
株式市場は景気への警戒感が再び高まっており、軟調な動きとなっ ていたが、NY市場が祝日で市場参加者も少なかったためか、為替市場での反応は 限定的。
祝日ではあるが、NY株式市場はオープンしており、その動向を見極めたい ムードも。
◆ポンド独歩安 ロンドンFIXに向けた実需売り観測 全体的に方向感が乏しい動きの中、ポンドの下落が目立った。
特に悪材料も無かっ たが、対欧州通貨でのポンド売りが目立った。
東欧系中銀のロンドンFIXに向けた 大口の実需売り観測や、きょうの英国債の入札が不調だったことも、ポンド売りを 誘った面も指摘される。
ユーロポンドは一時最高値を更新する場面も見られた。
ブラウン英首相は景気刺激策について、政府の借入水準は国際的にみても低水準 と述べ、景気刺激策に意欲を示していたが、そのこと自体の反応は無かった。
◆ユーロドルは往って来いの動き ユーロドルは往って来いの動きとなった。
対ポンドでの上昇を追い風に 一時1.2800近辺まで上昇。
独ZEW景況感指数は予想ほど悪い内容ではなかった が、反応が限定的だったことで、その後は上げ幅を縮小する動きとなった。
その後、米株先物、欧州株が、NY株式市場のオープンを前に下げ幅を 拡大したことから、ユーロドルは朝方の上げを帳消しにした。
瞬間、1.26 台に下落する場面も。
独ZEW景況感指数は-53.5と前回(-63.0)から改善、予想(-63.0)ほど 弱くなかった。
今回の結果についてZEWはドイツの景気刺激策発表や 利下げが今回の景況感の改善に繋がったと述べている。
ただ、景気 の見通しは依然として不透明ともしており、ECBによる利下げ余地は まだあり、政府による刺激策は有益ではあるが、十分かどうかは不明 とも述べていた。
◆ドル円は小動き 欧州通貨同士の動きが中心で、ドル円自体は動意薄といった雰囲気 だった。
97.60から98.00の間のレンジ取引が続いた。
きょうのロンドン時間 は蚊帳の外といった様子。

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