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【東京市場】円ジリ高、英欧利下げ巡って憶測
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東京市場ではクロス円を中心にジリジリと円高が進んだ。
英欧の利下げ観測や米株安を背景としたリスク回避動向が背景。
ユーロ円、ポンド円は午前中、揉み合い傾向で推移したが、正午過ぎから小規模なストップを巻き込む形で下落した。
ユーロ円は125円台半ば、ポンド円は154円台前半まで下げた。
豪ドル円は66円台後半から65円台前半まで下落。
きょう発表された10月の豪雇用統計は予想外の強さを示したが、豪ドル買いの反応は一時的なものにとどまっていた。
◆英欧、利下げ幅巡って憶測飛び交う 東京市場では英欧の利下げを巡って様々な憶測が流れた。
ポンドについては初代MPCメンバーを務めたブイターLSE教授が、 英紙テレグラフとのインタビューで1.50%の利下げの必要性を指摘していた。
企業景況感の悪化で景気下振れリスクが高まったことが背景にある。
同教授は市場予想(0.50%)より利下げ幅は大きくなるとの見方を示した。
大手米銀が顧客向けレポートでECBは1.0%の利下げを実施すると予想するなど 欧州についても市場予想(0.50%)を上回る利下げの可能性が指摘されていた。
◆豪ドル 雇用改善も反応は一時的 東京市場では10月の豪雇用統計が発表された。
結果は雇用者数の伸びが今年3番目の伸び(前月比3.43万人増)、 失業率が4.3%で横ばいとなるなど予想外に強い内容だった。
ただ、豪ドル買いの反応は瞬間的なものにとどまった。
豪ドルは対円、対ドルで瞬間的に買われたが、反落した。
豪政府は4日、金融危機の影響で成長率予想を下方修正した。
雇用情勢の改善は続かないとの見方があるようだ。

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