| スポンサーリンク |
【NY市場】金利差縮小観測で欧州通貨売り
- 記事詳細
-
3日のNY市場では欧州通貨に対してドルが堅
調に推移した。
欧州委員会がユーロ圏の成長 見通しを引き下げ、ユーロ圏の景気先行き懸 念が強まったほか、英大幅利下げ観測もポン ドを押し下げた。
米国の利下げ余地が限定さ れている中で、英欧などの利下げ余地に焦点 が当たった。
米大統領選を控えて米株式市場 では売買が手控えられ、方向感無く推移した ため、ドル円はもみ合いに終始した。
◆一本調子で欧州通貨安進む ユーロドルは1.2850レベルから1.2600レベルまで、 ポンドドルは1.6200レベルから1.5780レベルまで軟調 に推移。
ドルスイスは1.1565レベルから1.1745までド ル高が進んだ。
米国と比較すると、景気の先行き懸念 の中、英欧やスイスは利下げ余地が広いことから、 欧州通貨は対ドルで軟調に推移した。
ただ、FRBの融資担当調査では、金融機関が企業や個人 への融資基準が厳格化したと発表されたほか、フィッ シャー・ダラス連銀総裁が「信用状況は非常にタイト で、米経済を傷つけている」と語った。
ユーロポンド は、0.7927レベルから0.8057レベルまでユーロ高・ポ ンド安となった後、0.7985レベルまで反落した。
◆ドル円はもみ合いに終始、方向感無し ドル円は98.29-99.21水準でもみ合った。
ユーロドルや ポンドドルの下落を受けてユーロ円やポンド円が水準 を切り下げたものの、対主要通貨でドルが堅調に推移 したことでドル円の下値は限定された。
米大統領選を 控えて、米株式市場で売買が見送られたことも、ドル 円の方向感の無さに拍車をかけた。
クロス円ではユー ロ円が127.50レベルから124.70レベルまで、ポンド円 は160.75レベルから155.58レベルまで下落した。
| スポンサーリンク |
