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なぜ、日本の援助は「顔が見えない」のか(1)(吉田鈴香の「世界の中のニッポン」)
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- 9月以来、世界の金融は大混乱を続けている。先日まで金融先進国、資源大国、急成長の新興国だと希望を持って語られていた国々が、今を生きるのに精いっぱいの状態になったのである。それらの国との貿易、投資でつながっている日本も、金融と実体経済の両面で深刻な打撃を受けている。 この激動のただ中では、援助どころの話ではないかもしれない。しかしこんな時だからこそ、思う。国際社会で名誉ある地位を持ち、外国と協議できる国であろうと思えば、必ず備えておかねばならないことを、今の日本は備えていない。それが、国際協力をどう捉えるかの方針である。 前々回のコラムでは、新たに発足したJICA(独立行政法人国際協力機構)について、大きなポイントだけを問題提起した。

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