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【NY市場】特殊フローで振幅も方向感は不鮮明
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31日のNY市場ではロンドンフィックスでの
ドル買いを受けた値動きが見られたほか、
株高を受けてドル円やクロス円がしっかり
と推移した。
この日発表された米シカゴ購買部協会景気 指数は前回値と事前予想値を大きく下回っ た。
構成指数では生産や新規受注、受注残 が全体を押し下げた。
生産指数は前回(9月) の71.4から30.9に半減した。
昨日の米GDPに 引き続き米経済の先行き不透明感を強める 内容だった。
ただ、結果を嫌気する動きは 出たものの、反応は一時的だった。
◆ドル買いフロー受けてドル円は一時99円台へ上昇 ドル円は97.40レベルから99.10レベルまで上昇した。
ロンドンフィックスにかけてのドル買いや株価の堅調さ が背景。
その後、99.10レベルのドル売り・円買い注文 をこなせず、97.84レベルまで反落。
ただ、米株式市場 が上値を伸ばしたことで円売りが誘われ底堅く推移した。
クロス円では、ユーロ円が123.88レベルから126.39レベ ルまで上昇。
ポンド円は157.23-160.76レベルで上下した。
カナダ円はドル安・カナダ高推移を受けて79.19レベル から82.59レベルまで上昇し、東京市場朝方の水準まで 戻した。
◆来週の英欧利下げ観測が欧州通貨を圧迫 ユーロドルは1.2675-1.2773レベルでもみ合い。
ロンド ンフィックスでのドル買いを受けて下押す場面があっ たほか、来週のECB理事会での利下げ幅を巡り上値の重 さはあったものの、ユーロ円がしっかりと推移したこ とで、方向感は限定された。
下値で準政府系のユーロ 買い観測が出ていたこともユーロドルをサポートした。
ポンドドルは1.6004-1.6266レベルで上値の重い展開。
来週の英中銀金利発表での1.00%利下げ観測が増えて きていることを受けて頭が抑えられた。
対ユーロでの ポンド売りもポンドドルを圧迫した。
ドルカナダは 1.2332レベルから1.1940レベルまでドル安・カナダ高 推移した。

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