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【ロンドン市場】円高で始まるも方向性欠如、往来相場に
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31日のロンドン市場は円高の動きから始まったが、
欧州株の下げが落ち着くとすかさずポジションの
巻き戻しが強まり、序盤の円高の動きを消した。
ドル円は序盤、98円割れから一気に96円台前半へと 下落したが、欧州株が始まると97円台を回復、 揉み合いを経て98円手前まで押し戻された。
ユーロ円も大きく振幅した。
125円割れから122円台 前半に下げた後は底堅く推移、124円台を回復してか らの戻りが速く、一時125円台前半へと買い戻された。
米FOMCの利下げに続き、日銀も利下げを決定。
主要国の利下げ姿勢が示されたことで、株価は急落を 免れている。
ただ、ビニ・スマギECB専務理事が金利の 下げ過ぎに釘を刺すなど、足並みの乱れもあった。
独DAX指数を除くと、英FT指数、米ダウ平均先物など いずれもマイナス圏で上値が重かった。
◆白川日銀総裁会見、利下げには7人が賛同 白川日銀総裁は会見で、利下げに7人の委員が賛同したと述べた。
3人は0.25%の引き下げ幅を主張、現状維持は1人だった。
また、今回の措置については、経済・金融情勢が前回会合から 大きく変化した、としている。
為替相場については、為替だけを 取り出して云々することは適当ではない、として介入に対する 言及は避けていた。
◆南アランド円急落、一時4%超下落 ロンドン市場序盤、円高の動きが強まる中で、ランド円の下げが 目立っていた。
一時9.55レベルと本日の高値10.02レベルから4.7%の 大幅安となった。
エマージング市場に対する警戒感が強まっていた。
◆ユーロドル、振幅も上値重い ユーロドルはクロス円の値動きに追随して振幅した。
序盤は1.28割れから下げが加速し、1.26台後半へと下落。
1.27周辺での揉み合いが続いた後は、ポジション調整に 1.28台に乗せる場面があった。
NY市場を控えては1.27台前半 に押し戻されての推移が続き、上値が重い印象だった。

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