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米FRB、0.5%の利下げ実施=世界同時利下げに続き今月で2回目
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−ダウ平均、景気懸念で下落止まらず=追加利下げ織り込む−
【2008年10月30日(木)】 − 米FRB(連邦準備制度理事会)は29日、深刻な金融危機とリセッション(景気失速)寸前の景気状況を重く見て、政策金利であるFF(フェデラル・ファンド)金利の誘導目標を全員一致で、0.5%ポイント引き下げ1%とした。
この1%の水準は2004年6月以来4年ぶりの低水準となる。
これは、今月初めの8日に、ECB(欧州中央銀行)を始め、イングランド銀行(中央銀行)、カナダ中央銀行、スイス国民銀行、スウェーデン中央銀行との協調利下げに踏み切って以来で10月に入って2度目となる。
8日のFRBの利下げ幅は、各国の中央銀行と足並みをそろえ、同じ0.5%ポイントという大幅な利下げで、このときは、イングランド銀行も政策金利を5%から4.5%へ、ECBも4.25%から3.75%へそれぞれ引き下げている。
また、この協調利下げとは別に、中国人民銀行(中央銀行)も8日、人民元建て1年物貸出基準金利を0.27%ポイント引き下げ6.93%、1年物預金基準金利も0.27%ポイント引き下げ3.87%とし、豪州中央銀行も先行して、7日に、1%ポイントの大幅利下げを実施している。
FRBは昨年夏のクレジット市場危機以降、昨年9月から今年4月まで7回連続で計3.25%ポイントの利下げを実施、その後は3回連続で据え置いたが、8日に半年ぶりの利下げを再開、今回は2回連続の利下げとなる。

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