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注意が必要な石油の供給動向
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今週に入ってからダウ平均は大幅反発場面を演じています。
ヘッジファンドの換金売りも一巡したとの見方が強まるなかで発表された米国の新築住宅販売戸数が予想を上回る46.4万軒となったことが上昇のきっかけになったと思われます。
また、このような株式市場の足取りは需要低迷観測を和らげたため、値ごろ感の強まっていたコモディティ市場でも生活必需品である食料、産業用貴金属を中心にして28日、29日と強い足取りを見せました。
しかしながら、今年上半期にはコモディティ価格全般を押し上げる役割を果たした原油価格は下げ止まりの様相を見せながらも60ドル台前半での推移にとどまっています。
前週末のOPECによる150万バレルの減産決定、そして株式市場の底打ちの伴う金融危機に対する不安感の緩和という、従来なら強気となる材料に対しても大きな反応は見られていません。

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