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【ロンドン市場】米FOMC控え、揉み合いに
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29日のロンドン市場は前日のNYおよび本日の
東京市場と比較すると狭いレンジでの取引が
続いた。
東京時間30日未明の米FOMC政策金利 の発表を控えて模様眺めの相場が続いた。
中国の利下げ報道に対する反応は少なかった。
ドル円は96円台半ばから97円台半ばでの推移。
ユーロ円は122円台後半から124円台後半、 ポンド円は154円台半ばから157円台前半での レンジ取引が続いた。
欧州株は英FT指数が堅調に始まる一方で、 独DAX指数は軟調とまちまちな展開となった。
米ダウ平均先物は前日比200ドル程度軟化する 動きもあったが、米企業決算や中国利下げを 受けて下げ幅を縮小した。
◆中国利下げも、円安の反応見せず 中国人民銀行は1年物貸出金利を27bp引き下げ6.66%と発表した。
10月8日の緊急協調利下げに続いて10月は2回目の利下げとなった。
実施は30日から。
ダウ平均先物が前日終値の手前まで戻す反応を 示したが、為替市場の反応は冷淡。
発表後やや円高気味に推移した。
◆カナダドル堅調に推移 各主要通貨がレンジ取引を続ける中で、カナダドルは 堅調な推移だった。
ドルカナダは1.28台から1.25台後半へ下落。
カナダ円は75円台前半から77円台乗せへと上昇した。
米FOMCでは0.5%の利下げ観測が広がっていることや、 中国の緊急利下げ報道に、主要国の協調的な利下げへの期待感が 強まっている。
原油先物は65ドル台で底堅く推移し、商品市況の 上昇期待からカナダ買いにつながる面が指摘された。
また、テクニカルにはドルカナダの1.30台の重さが確認された ことで、相場が反転したとの見方もあった。
◆米耐久財受注予想上回るも、円高の反応に 9月の米耐久財受注は前月比+0.8%と事前のマイナス予想に反して 増加となった。
コア前月比も-1.1%と予想-1.1%より改善した。
しかし、両項目とも8月分が大幅下方修正されたことで、相殺された。
ダウ平均先物が再びマイナス圏へと反落、為替市場は円買いが先行。
ドル円は97円割れ、ポンド円は155.50割れの反応をみせた。
ただ、値動きは限定的で、ロンドン市場のレンジ内にとどまった。

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