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【東京市場】上下動、終盤円安へ
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28日の東京市場は上下動の激しい展開だった。
早朝はポジション調整を背景に円安に振れたが、金融株主導で日経平均が下げ幅を拡大すると円高に転じた。
ドル円は94円付近から92円台半ば、ユーロ円は117円台前半から114円半ばに反落した。
ただ、当局の為替介入に対する警戒感もあり、一方的な円高には至らなかった。
午後には日経平均が一時200円高となったことで円高の巻き戻しが本格化。
ドル円は94円付近、ユーロ円は117円台前半まで切り返した。
◆日経平均 一時7000円割れ 前場の日経平均は82年10月以来となる7000円割れを記録した。
為替市場では株安と並行する形で円買いの反応がみられ、 ドル円は一時92円台半ば、ユーロ円は一時114円台半ば、 ポンド円は一時143円付近まで下落した。
◆与謝野経財相、日銀の利下げは国際協調の証と発言 東京時間午前には与謝野経財相の発言が伝わった。
経財相は日銀の金利水準について発言することは好ましくないとした上で 日銀が利下げをすれば国際協調の証を立てるという意味で重要と述べた。
ただ、日銀が金利を0.50%で据え置いても、また下げても為替水準には ほとんど影響がないとの見方も示している。
10月31日には日本銀行が金融政策決定会合で政策金利を決定する。
市場では金利据え置き観測が主流だが、一部で利下げを見込む声もある。

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