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【NY市場】終盤に株安進み円買い強まる
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27日のNY市場では、ユーロ円やポンド円な
どクロス円の一部が堅調に推移する場面が
あった。
モメンタム系の買い戻し観測の中、 ユーロドルやポンドドルが反発したことや 米株式市場の底堅さがサポートだった。
ド ル円もしっかりだった。
ただ、終盤に株安 が進むと円買いが強まった。
ドル円やクロ ス円はNY朝方から往来した。
この日、ネーソン米財務次官補は、金融安 定化法による銀行への資本注入について、 今週中に大手9行に対し1250億ドルの注入す ると発表した。
このほか、ステート ・スト リート、サントラスト・バンクスなど10行 も資本注入を受け入れる意向を示した。
こ の10行への資本注入額は合計176億ドル。
◆円安推移の後、値動きは反転 ドル円は92.60レベルから94.15レベルへ水準を切り上 げた。
ユーロ円やポンド円など一部のクロス円が堅調 に推移したことでドル円の下値もサポートされた。
た だ、米株式市場が引け近くに下値を広げたことで、ド ル円は93.50レベルへ押し戻された。
クロス円では、ユーロ円が115.34レベルから118.27レ ベルまで、ポンド円は142.82レベルから147.77まで上 昇した。
米株式市場の底堅さやユーロドルやポンドド ルがロンドン市場での下げ幅を埋めたことがサポート だった。
ただ、終盤に株安が進むと反落の動きとなり、 ユーロ円は115.87レベルまで、ポンド円は144.18レベ ルまで下げた。
◆トリシェECB総裁の追加利下げ示唆には反応薄 ユーロドルは1.2400レベルから1.2585レベルまで上昇 した。
モメンタム系の動きが観測されていた。
ただ、 株安を受けてユーロ円が反落すると、ユーロドルも 1.2490付近へと押し戻された。
ポンドドルは1.5343レ ベルから1.5703付近へと反発した後、1.5545レベルへ 軟化した。
この日、トリシェECB総裁がマドリードの講演で「イン フレ見通しの緩和状況次第」で、「11月6日に追加利下 げする可能性」に言及した。
また、ユーロ圏の成長見 通しについてもふれ、減速を予想していると語った。
ただ、トリシェECB総裁の発言に対して特に反応は見ら れなかった。

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