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【ロンドン市場】株価急落円急伸、ドル円90円台に
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24日のロンドン市場は円高パニックの様相を
呈した。
ドル円は95円割れから90円台後半へ、 ポンド円に至っては151円台から139円台まで 一気に値を下げた。
東京市場では東京・アジア株式市場が全面安 となり円高圧力が強まっていたが、ロンドン 市場では円買いが一気に加速した。
欧州株式市場も手がつけられない状況で、 各株価指数は7-8%安となった。
これに拍車を かけたのが米株価指数先物で、ダウ平均や S&P先物が値幅制限で売買停止状態となった。
後半は上下動の激しい展開が続いたが、次第 にショートカバーが強まり、ドル円は93円台、 ポンド円は146円台へと押し戻された。
しかし、東京・ロンドン市場での下落幅を戻す 勢いは無く、全般的には円高水準での取引が 続いた。
英欧経済指標は独欧PMIおよび英GDPが発表され、 いずれも景気減速感を強める内容だった。
ポンドドル、ユーロドルはクロス円の下落圧力 が加わり大きく下落。
ポンドドルは1.59近辺から 1.52台後半へと下落した。
その後の戻しは 1.56台までだった。
この後のNY市場では米中古住宅販売件数が発表 される予定だが、市場の関心はNY株式市場動向に 注がれていた。
◆英経済、減速感強める センタンス英中銀政策委員は「英国が深刻なリセッションに陥る リスクが高まった」として景気刺激のための金融政策対応を 考慮する必要性を示唆した。
英第3四半期GDPが前期比-0.5%と予想以上の減速となった ことで、ポンド売りが加速する場面もあり、英経済の減速感は 深刻だった。
◆ドル円急落でボラティリティーも歴史的な水準に上昇 ドル円が一気に95円台から90円台まで下げたことで 通貨オプション市場でのボラティリティーが急上昇した。
1ヶ月ものは一時40%超で取引され過去最高水準となった。
ユーロドル1ヶ月ものも24%台と最高水準だった。

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