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【ロンドン市場】ポンド、カナダ軟調、円高圧力続く
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ロンドン市場は神経質に振れながら円高水準
での取引が続いた。
序盤はドル円、クロス円 ともにショートカバーで買い上げられる場面 があったが、上値は重かった。
NY市場が参入 し始める時間帯には再び円買いが強まった。
特にカナダドルおよびポンドが軟調となり、 カナダ円は76円近辺と03年1月以来、ポンド円 は157円割れと2000年11月以来の安値水準を 記録した。
欧州株および米株価指数先物はロンドン序盤 には前日比プラス圏での安定した動きだったが、 次第に上値が重くなりマイナス圏へと転落した。
原油および金など商品市況が軟調で、金先物が 4%超の大幅安、原油先物も前日比マイナス圏 へと値を下げていた。
ドル円は97円から98円台半ばでの振幅、ユーロドル は1.27台後半から1.28台半ばでの取引が続いた。
ポンドとカナダを除き、全般的には円高・ドル高水準 での神経質な揉み合い相場だった。
◆ドルカナダ1.27台乗せ、3年5ヶ月ぶり高値水準に ロンドン市場では、本日もカナダ売りが強まった。
ドルカナダは一時1.2740レベルへと上昇、東京市場 の安値から約200ポイントの大幅高となった。
2005年5月以来のカナダ安ドル高水準だった。
カナダドルは原油市況の急落やカナダ中銀の利下げ姿勢により、 10月に入ってから売り浴びせられている。
ドルカナダは10月初頭から2000ポイント超上昇と、 歴史的な大相場となった。
◆ポンドドル1.61割れ、03年9月以来の安値水準に ポンドドルは東京市場からの揉み合い下限1.6150レベルを 割り込み、一時1.6040レベルへと急落した。
ポンドは対円でも155円台半ば、ユーロポンドは0.7940レベル など各主要通貨に対して軟調な展開となっていた。
カナダドルとともに今後の利下げ余地の大きさが 注目されていた。

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