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金融危機に翻弄される金市場
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国内外の金先物市場では、下値を追う展開が続いています。
NY市場では現地21日に、リーマンショック直前の9月12日以来となる安値766.4ドルに達した後、前日より22ドル下落した768ドルで引けたほか、この流れを受けた22日の東京市場も一時は2,392円まで値を落とした後、前日より132円安の2,405円で取引を終えました。
10月初旬以降、金市場は一貫して弱気トレンドを継続しているわけですが、これにより上昇基調にあった9月16日〜9月30日間に記録した上げ幅422円(終値ベース)は完全に相殺されました。
国内市場の場合、10月に入ってからの下げ幅は588円、下落率にすると19.6%程度に達することになります。
この金価格が大きく高下した5週間という期間を分類すれば、9月後半は金融危機の底が見えないうえ、企業への信頼のうえに成り立つペーパー資産に対して不信感が強まったことが安全な資産として広く認識されている金へと投資資金が逃避したと言えるでしょう。
それでは市場の方向性が大きく変わった10月以降の動きは何が原因となっているのでしょうか?
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