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【ロンドン市場】円高圧力続く、株安止まらず
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22日ロンドン市場は東京市場からの地合いを
引き継いで株安および円高圧力が続いた。
ドル円は序盤から99円台前半に下落、戻りは 鈍く98円台前半まで売られ続けた。
ユーロドルは序盤、買い戻しの動きがみられ、 1.28レベルから1.29台半ばへと反発する場面 があったが、クロス円の売り圧力から1.28台 半ばへと押し戻された。
クロス円は当初、調整の動きに揉み合いとなる が、株安の動きが止まらず、結局下値を広げた。
ユーロ円は128円周辺での神経質な上下動の後、126円台前半へと安値を更新した。
米ワコビアの決算で予想以上の損失が発表される など企業業績不安から欧州、米株先物ともに 軟調な展開が続いていた。
NY序盤に、一気に円売り方向の巻き返しが入るが 東京市場の円安水準までは戻しきれなかった。
◆英中銀議事録、ポンド独自の反応見せず 10月8日の英中銀議事録は全員一致(9対0)で0.5%利下げを決定。
キング英中銀総裁が協調利下げである旨を各委員に説明し、 参加するかどうかの決定を求めた。
経済に関してはインフレおよび成長リスクの下振れが懸念された。
しかし、追加利下げについての議論については表明されなかった。
ポンドは英中銀議事録後に買いが先行した。
ポンドドルは1.63レベルから1.63台半ばへ、ポンド円は151円台半ばから 162円台前半へと上昇した。
しかし、各主要通貨で同様の値動きがみられた ことから、英議事録自体に起因する値動きは軽微だったようだ。
◆米ワコビア決算弱い結果で株安、円買いの反応 ワコビアの7-9月期決算が予想以上の損失となったことで、 米株価指数先物が一段安となる、ダウ平均は前日比200ポイント超 へと下落幅を広げた。
欧州株も前日比4%前後の大幅安で取引された。
為替市場では円が一段と買われ、ドル円は98.50レベルを割り込んだ。
また、ユーロ円も126.50割れへと下落、安値を更新した。
◆NY序盤、円買いに巻き戻し強まる 東京時間21時過ぎ、NY市場が参入する時間帯になり、 にわかに円売りが強まった。
ドル円は98円台後半から一時99.30台へ、ユーロ円は126円台後半から 一気に128.10レベルまで大きく反発。
クロス円各通貨でショートカバーの動きが強まった。
なお、カナダ小売売上高および景気先行指数は予想を下回る結果だったが、 強い円売りの動きに飲み込まれてカナダドル独自の反応は目立たなかった。
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