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NY市場概況 G7での公的資金注入協議は期待薄
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2008/04/10(木) 07:43
週末のG7について要人発言が幾つか出ていたが、今回のG7も金融
安定化協議が焦点となる。
それに対してG7は、自らの諮問機関であり、 各国の金融当局で構成される「金融安定化フォーラム(FSF)」からの 提言を支持する方向だ。
カナダのフレアティ財務相は修正はあるかもしれないとしながらも、「G7 はFSFの提言を採択するだろう」と述べていた。
今月始め一部報道で、 FSFはG7に対して、金融問題への対応として公的資金による金融機関 救済や住宅ローン債権買い取りも提言に盛り込むことが検討されている と伝わっていた。
しかし、ブッシュ政権は金融機関に対する公的資金注 入には否定的で、米議会が提案しているローン債権購入にも消極的な 姿勢を示している。
マコーミック米財務次官も、きょうのG7に向けての会 見で、住宅ローン問題で公的資金注入は否定していた。
市場の一部で要望の強い公的資金注入はどうも期待薄のようで、現在 も行われている流動性供給の充実で何とか乗り切ろうという構えのようだ。
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