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【ロンドン市場】円高・ドル高が進行
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21日ロンドン市場は序盤からドル円、クロス円
が下落すると同時にユーロドルなどドル円を
除く各主要通貨でドル高が進行した。
欧州株は序盤、上昇して始まったが、次第に 上値が重くなり、独英株価指数は前日比マイナス へと反落した。
また、米企業決算発表が相次ぎ、 米株価指数先物が下げ幅を拡大した。
IMFが悲観的な欧州経済見通しを発表、 欧州通貨が一段と売られる材料となった。
また、英製造業受注の弱さもポンド売りを 加速する場面があった。
円高が進行し、ドル円は101円台半ばから一時 100.70台へと下落した。
クロス円も全面安の様相 を呈し、ユーロ円は135円台から133円近辺へ、 ポンド円は174円台から171円割れまでの大幅安。
また、豪ドル円は70円台から69円近辺へ、 NZドル円は62円台半ばから61円台後半へと 値を下げた。
また、同時進行でドル円以外の主要通貨では ドル高が強まった。
ユーロドルは1.33台前半から1.31台後半へ、 ポンドドルは1.71台半ばから1.69台半ばへと 大きく軟化した他、ドルカナダも1.19台半ばから 1.20台後半へと上伸した。
市場では早くも米ファンド筋などからのリパトリの 動きを指摘する向きもあり、しばらくはドル買い 圧力が継続するとの観測があった。
◆IMF、欧州経済に悲観的見方示す IMFが欧州経済に関する年次調査を公表し、悲観的な見方が目立っていた。
ユーロ圏の2009年成長を0.2%とし、08年の1.3%から大きく減速する見通しを示した。
また、インフレの低下で利下げの余地が生じるとした。
金融セクターについては、回復に時間が掛かる見通しで、 資本増強のペースが減速すればさらなる破綻の可能性を示唆した。
◆英CBI製造業受注落ち込む、ポンド再び売られる 東京時間19時に英産業連盟(CBI)が発表した10月製造業受注指数は-39と発表され、 前回9月の-26から大幅に低下した。
7月から4ヶ月連続でのマイナスとなった。
序盤から軟調だったポンド相場をさらに弱含ませる材料となっていた。

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