| スポンサーリンク |
【東京市場】豪ドル売り続く、議事録・総裁発言で
- 記事詳細
-
東京市場では豪ドルが値動きを主導した。
日経平均の寄り付き直後は株高を背景にやや円安に振れたが、9時30分に10月の豪中銀議事録が発表されると、豪ドルが急落。
豪ドル円の下落が波及する形でドル円、クロス円も下げた。
午後の豪ドル円は早朝高値から2円安となる70円付近まで下げた。
市場では議事録で景気に悲観的な見方が示されたこと、議事録発表後の講演でスティーブンス豪中銀総裁が豪ドル安を肯定する発言を述べたことが豪ドル売りの手掛かりとされた。
◆豪ドル 午後にかけて一段安 豪ドルは午後にかけて一段安となった。
10月の豪中銀議事録発表直後に豪ドル円は71円台半ばから 70円台後半、豪ドル/ドルは0.70台前半から0.69台後半へと急落。
その後は一旦揉み合いに転じたが、午後に入ると売りが再燃。
豪ドル円は70円付近、豪ドル/ドルは0.6900付近まで下げた。
議事録発表後の講演でスティーブンス豪中銀総裁は、 利下げ・景気刺激策・豪ドル安が景気を下支えすると述べ、 豪ドル安に肯定的な見方を示した。
発言直後の反応は鈍かったが、 弱気の議事録と並んで豪ドル売り材料として認識されていた。
◆ドル円、クロス円は弱含み ドル円は102円台前半から101円台半ば、ユーロ円は136円台 前半から135円付近まで下げた。
日経平均は前日比300円高で 引けたが、ドル円、クロス円の押し上げには至らなかった。
豪ドル円の下落に左右された面が大きく、株式市場と円相場に 大きな連動性は見られなかった。
| スポンサーリンク |
