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米9月住宅着工、3カ月続落=来年末まで回復見込めず
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−10月の建設業界指数も2カ月連続低下−
【2008年10月19日(日)】 − 先週末(17日)、米商務省が発表した9月の住宅着工件数は、前月比6.3%減と、3カ月連続の減少となった。
依然として1991年のリセッション(景気失速)以来17年ぶりの低水準が続いている。
住宅着工は、6月が前月比10.4%増(改定前は9.1%増)となったが、結局、7月は同12.9%減、8月も同8.1%減(改定前は6.2%減)と大幅に下落。
今回の9月統計でも下落したことで、6月の大幅上昇が一時的だったことが裏付けられた。
もともと、6月の急増はニューヨーク市が7月からアパート建築基準を改定したことから、アパート建築の駆け込み需要が起きたためだった。
この特殊要因を除いた実質の着工件数は、依然、減少していたので、7月以降、その反動減が現れると予想されていた。
この結果を受けて、市場では、第4四半期(10-12月)の住宅着工も第3四半期(7-9月)より一段とマイナス幅を広げると懸念し始めている。

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