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【ロンドン市場】ドル円は往来相場、スイス買い優勢
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16日のロンドン市場は盛り上がりに欠ける展開だった。
ドル円は100円台前半から100円台後半で往来相場となり、方向性に欠けた。
クロス円は米株先物がプラスに持ち直したため、やや円安方向に振れた。
ただ、実体経済悪化に対する不透明感も強く、上値は限定的だった。
個別ではスイスフランが堅調。
当局の金融安定化策が好感された。
◆米金融機関決算には反応薄 ロンドン市場ではシティグループ、メリルリンチの決算が伝わった。
シティは28億ドルの赤字、メリルは51億ドルの赤字だった。
両社とも金融危機の深刻化で巨額の評価損を計上している。
ただし、赤字決算に対する市場の反応は限定的だった。
市場の関心は金融不安から実体経済の悪化に移行している可能性も。
◆スイス買い進む、金融安定化策で ロンドン市場ではスイス買いが進んだ。
東京時間昼頃にはスイス金融当局がスイスの金融安定化策を発表した。
他国に比べ発表が遅れた感は否めないが、市場ではこれが蒸し返された模様。
取引の中心となるユーロスイスはロンドン市場後半から下落。
一時1.52台前半まで下落し、前半の水準から100ポイント程度下げた。
ドルスイスは1.14台後半から1.13割れへと下落し、 スイス円は87円台前半から89円台前半へと上昇した。

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