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来年度のコーン需給にも影響を与えかねない金融危機の余波
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米国での75兆円規模の公的資金注入に続き、欧米6中央銀行による協調利下げ、G7の声明文発表と、世界金融危機封じ込めに向けて世界規模での金融安定化策が次々を打ち出されています。
主要国が足並みを揃えて金融システム安定化に向けて本腰を入れるなか、金融危機に対する動揺も次第に落ち着きつつあるように思われます。
しかしながらすでにこの金融危機は様々な分野に影響をもたらしています。
この近年、大きな成長を見せた米国エタノール産業界もその例にもれません。
これを端的に示しているのが、現地10月7日に伝えられたカンザス州のバイオエタノール業者の破産でしょう。
今回伝えられた報によれば、このバイオエタノール業者が破産に到った理由として挙げられているのが先物市場への追い証拠金を補充出来なかったことです。
追い証拠金というのは、信用取引を行った際に市場が予想とは異なった方向に動き、自らが買いに入った価格（もしくは売りに入った価格）と大きく乖離し、担保として差し入れた資金が不足した場合に担保補充のために預け入れる資金のことです。
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