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【ロンドン市場】ドル円、クロス円 米銀好決算に反応薄
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15日のロンドン市場は方向性を見出し難い展開だった。
きょう発表された米金融機関決算(JPモルガンなど3行)は予想外の強さを示したが、市場は大きな反応を示さなかった。
前半は米欧株安を背景に円高が進み、ドル円が101円割れ、ユーロ円が137円付近まで下げた。
後半は円高傾向が一服。
ドル円は101円台半ば、ユーロ円は139円手前まで反発したが、JPモルガンの決算発表後は戻り売りに押され、軟化した。
◆JPモルガン 第3四半期決算、予想外の黒字確保 東京時間20時には時価総額で米銀首位のJPモルガン・チェースが 決算を発表した。
発表では純損益が5億2700万ドルの黒字、1株利益は 11セントだった。
市場では同社が10億ドル程度の赤字に陥るとの見方が 強かったが、決算は予想外に強い内容だった。
ただ、反応は限定的。
好決算を背景とした株高は発表直後に留まり、その後は軟調だった。
株式市場の反応が芳しくなかったことで円安には結びつかなかった。
尚、JPモルガン以外ではステート・ストリート、ウェルズ・ファーゴ などが決算発表を実施。
双方とも市場予想を上回った。
◆米小売売上高、大幅悪化 東京時間21時30分に発表された米小売売上高は大幅に悪化した。
総合の伸びは前月比-1.2%(予想-0.7%)、コアの伸びは前月比-0.6% (予想-0.2%)となり、米個人消費の低迷を示唆する結果となった。
同時に発表されたNY連銀製造業景況感も大幅な悪化を記録した。
発表直後は株安、円高の反応が見られ、ドル円は101円台前半から 101円割れ、ユーロ円は137円台後半から137円台半ばへと売られた。
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