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【NY市場】業績懸念で株安・円高
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14日のNY市場は円高推移。
米政府による金融 機関への資本注入発表を受けて金融株は堅調 だったものの、ハイテク中心に株価指数が軟 調だったことから、ドル円やクロス円は反落 した。
信用収縮が今後おさまるとしても、実体経済 に与えたダメージは大きいとの見方が根強く 、株式市場を圧迫した。
今週、米主要企業の 決算発表が集中していることも、売買手控え につながり、株式市場を重くした。
ただ、この日発表されたインテルの決算発表 で、第3四半期の一株利益は事前予想並みと なった。
インテルは時間外取引で一時7%超 上昇した。
◆株安で円買い、株式市場は続伸とはならず ドル円は103.00付近から101.49レベルまで円高・ドル安推移。
金融株を中心として米株式市場は続伸して始まったものの、 主要企業の決算発表を控えて業績懸念が強く、株安・円高となった。
世界的な景気悪化観測が強い中、投資家のリスク許容度の回復が 遅れるとの見方も円売りを抑制した。
ただ、終盤にかけて株価指数が下げ渋り、ドル円は102.00付近へ戻した。
クロス円では、ユーロ円が141.73レベルから138.46レベルまで、 ポンド円は181.38レベルから176.88レベルまで軟調に推移。
それぞれ東京、ロンドンでの上げ幅を消した。
◆ドルカナダ堅調、安値から300ポイント超上昇 ドルカナダはNY朝方の1.1300付近から1.1649レベルまで反発した。
先週末までのドル買い・カナダ売りの流れが継続したほか、 原油安もドルカナダをサポートした。
このほか、米自動車産業の 先行き懸念も引き続きカナダ売りを誘った。
ポンドドルは1.7630レベルから1.7422レベルまで、200ポイント程度反落。
ポンド円が軟調に推移したことで、ポンドドルも上げ幅を消した。
ユーロドルは1.3765レベルから1.3611レベルまで反落した後し、 上値の重い展開を続けた。
この日ニューヨークで講演したトリシェECB総裁は 「成長の下振れリスクが現実となった」、「中期的な物価安定がECBの主要目的」、 「金融危機は物価安定の上向きリスクを緩和、利下げを正当化」、 「第2、第3四半期を底にユーロ圏の成長率は回復へ」などと語った。

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