スポンサーリンク |
NY市場概況 悪材料重なるもリスク回避の動き出ず
- 記事詳細
-
2008/04/09(水) 06:15
8日のNY為替市場は悪材料が重なったにもかかわらず、リスク回避の
動きが出なかった。
きのう発表になったアルコアの決算やAMDの業績見通しは弱い内容で、 また、貯蓄金融機関ワシントン・ミューチュアル(WAMU)は1-3月期の最 終利益は11億ドルの損失となる見通しを発表し、また、きょうの中古住 宅販売成約件数や景気指標も弱い内容となった。
株価も下落してはじ まったが、下押す動きも限定的な中、その動きを見て、為替市場は円売 りが優勢となり、ドル円、クロス円は買いが強まった。
午後に発表になったFOMC議事録では、FRBが大幅に景気見通しを引き 下げていることが明らかになるなど、これも悪材料だったが、反応は一時 的で、直ぐに戻す動きとなった。
リスク回避の動きも後退しているが、一方で上値もなかなか追えないとい うのも実情。
一部には金融機関の信用不安も、これ以上は悪化しないの ではとの楽観的な期待も台頭してきている。
しかし、足元はリセッションに 入っている可能性も高く、次の材料待ちといった雰囲気だ。

スポンサーリンク |