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NY債券 短期ゾーン利回りは低下も、長期ゾーンは上昇
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2008/04/09(水) 05:32
米国債利回り(NY時間16:27)
2年債 1.871(-0.040)
10年債 3.562(+0.027)
30年債 4.381(+0.037)
8日のNY債券市場、短期ゾーンの利回りは低下したものの、長期ゾーンは
上昇した。
きょう発表になった中古住宅販売成約件数が過去最低の水準に 落ち込んだことや、きのうからきょうにかけて発表になった企業決算や業績 見通しが弱い内容だったことから、政策金利に敏感な短期ゾーンを中心に 利回りは低下した。
午後になって発表になったFOMC議事録で、FRBスタッフが成長見通しを大 幅に下方修正したことが明らかとなり、リセッションの可能性を強く示唆する 内容となった。
それ自体はある程度予想の範囲内だったこから、反応は一 時的だったが、次回FOMCでの0.5%利下げの可能性をやや高めていたよ うだ。
ネガティブな材料が頻発し、短期ゾーンの利回りは低下していたものの、一 方で、リスク回避的な動きも緩和しており、債券市場から株式市場への資金 シフトも観測され、長期ゾーンの利回りは上昇していた。
2年債は一時1.83%まで低下、一方、10年債は3.56%まで上昇している。
2-10年債の利回り格差は+169(前日+165)に拡大している。

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