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【NY市場】金融危機は最終ラインで防衛か
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10日のNY市場は、市場の混乱に対処するこ
とを主目的に7カ国財務相・中央銀行総裁会
議(G7)が行われている中、終始荒っぽい
値動きだった。
英国の銀行間貸し出し保証の提案は採用さ れない可能性があるとの報道やトレモンテ ィ伊財務相の草案は弱すぎるとの発言が思 惑を高めながらも、最終ラインとしてG7の 成果に期待が集まった。
ダウ平均は安値か ら1000ドル超反発する場面もあった。
ドル 円は終盤にこの日の高値をつけたほか、ク ロス円も底堅い動きで、円買いの巻き戻し が入った。
対主要通貨でドルは堅調に推移 した。
◆ダウ平均は安値から一時1000ドル超反発、ドル円底堅い ドル円は米株式市場の下げ渋りを受けて序盤に100.45 レベルまで反発した。
その後、米株価指数はじりじり と水準を切り下げ、ドル円は99.07レベルまで押し戻さ れた。
ただ、ダウ平均が下げ幅を縮小したため、ドル 円は100.69レベルまで反発し、この日の高値を更新し た。
クロス円では、ユーロ円が136.35レベルまで上昇した 後、132.26レベルまで反落。
ドルやポンドに対してユ ーロ安が進む中、ユーロ円は軟調に推移。
ただ、米株 式市場の下げ渋りを受けて135円台まで切り返した。
ポンド円は172円付近まで上昇した後、168円割れまで 反落。
その後、利益確定の円売りから172.08レベルま で反転した。
◆ドル堅調、対ユーロで07年6月以来の高値 ユーロドルは1.3260レベルまで下げ幅を拡大し、 NY序盤の1.36台から300ポイント超の下げとなった。
米系の大量のユーロ売りが持ち込まれているとの観測 がある中、ユーロ安・ポンド高の動きが継続し、07年 6月以来の安値をつけた。
終盤、ユーロ円の反発を受け て小幅に戻した。
ドルカナダは1.1625レベルから1.2120レベルまで急伸 し、05年8月以来の高値を更新。
その後、カナダ買い・ 円売りが強まったため、1.1800付近まで反落した。
ドルスイスは1.1150レベルから1.1400レベルまでドル 高推移。

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