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NY市場 ドル買いの動き 金融機関の増資に、一部楽観ムードも
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2008/04/09(水) 00:55
きょうはドル買戻しの動きが優勢で、ユーロドルやポンドドルは軟調な動
きとなっている。
きのう発表になったアルコアの決算やAMDの業績見通し は弱い内容で、また、貯蓄金融機関ワシントン・ミューチュアル(WAMU) は11億ドルの最終損失となる見通しを発表している。
住宅指標や景気指 標も弱い内容で、何一つドルを買う材料は見当たらない。
しかし、WAMU は業績見通しの下方修正と同時に、きのう伝えられていた増資も正式に 発表していた。
一部には金融機関の評価損計上は、この先、落ち着くとの見方も;出てき ている。
一部アナリストは年末までの世界の金融機関の評価損は全体で 4000億ドルに達する可能性があるが、そのうち3000億ドルはすでに計上 されているとの見方を示していた。
08年の評価損が6000億─1兆2000億 ドルにまで膨らむ可能性は低いとの見通しを示している。
金融機関の信用不安も、これ以上は悪化しないのではとの楽観的な期待 も出てきているようだ。
ただ、IMFはきょう発表した金融安定報告の中で、「金融市場混乱による 損失総額は9450億ドルの可能性を示し、金融機関の資本、評価損計上 へ一段の潜在的圧力がある」と悲観的な見解を述べていた。
EURUSD 1.5703 GBPUSD 1.9692

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