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【NY市場】未曾有の株安、クロス円の下げきつい
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9日のNY市場は米株式市場への売りが止まら
ず、円買いが強まった。
ダウ平均は700ドル 程度下落し、大台の9000ドルを大きく下回 った。
TEDスプレッドがさらに拡大したほか 、投資家の不安心理を示す指標として知ら れるボラティリティー指数(VIX)は64.92 まで上昇し過去最高を更新した。
信用収縮が継続し、景気先行き不安が膨ら む中、投資家心理はさらに萎縮した。
米財 務省が銀行へ資本注入を行う計画があると 発表したものの、すでに織り込まれていた こともあり、ポジティブな反応はごく一時 的だった。
まだ谷底は見えていない。
◆円全面高、ポンド円は01年9月以来の170円割れ ドル円は101.46レベルから99.50レベルへ下落した。
米株式市場がもみ合っていた場面では100円台中盤で 小動きだったものの、株安が加速すると、円買いが強 まった。
ユーロ円は138.90レベルから135.32レベルまで下落。
ポンド円は176.39レベルから169.82レベルまで値を下 げ、01年9月以来に170円を下回った。
個人投資家による円キャリー取引が活況となる前の水 準まで下落しているクロス円もあるが、株安・円買い の動きは収まらなかった。
◆ドル高推移継続、ポンドドルは05年11月以来の安値圏 ユーロドルはユーロ円の下落を受けて1.3720レベルか ら1.3598レベルへ軟調に推移。
英系や米系のユーロ売 り観測もあった。
ポンドドルは1.7395レベルへ1.7065レベルへ下落し、 05年11月以来の安値圏となった。
ポンド円の下げが きつかったほか、ユーロ売り・ポンド買いの動きが 再開されたことも圧迫要因だった。
ドルカナダは1.1223レベルから1.1506レベルまで堅調 に推移。
序盤にかけてほぼ一本調子でドル高・カナダ 安推移し、07年4月以来の高値となった。
特に手掛かり は伝わらなかったが、カナダ円の下げが影響したほか、 カナダから米国への資金還流の可能性も指摘されてい た。

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