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【東京市場】株価の反発で、円売り先行
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9日の東京市場は、前日の協調利下げを受けて、
アジア各国の株式が反発したことが好感され、
円売りの動きが先行した。
序盤は豪株価指数が軟調に始まり、日経平均も 前日比プラスマイナスが定まらない不安的な 動きをみせた。
ドル円は99円台前半、ユーロ円135円台での 神経質な揉み合いから始まった。
香港、台湾、韓国中銀がそれぞれ政策金利の 引き下げを発表したことなどで、アジア株が 堅調な動きをみせたことから、日経平均も 反発力を強め、午後には200円超高へ上昇した。
ドル円は短期筋の買い戻しが強まり、101.25レベル へと上昇、ユーロ円も138円台前半へと買われた。
ドル円は安値から2円超、ユーロ円は3円超の 反発となった。
終盤にかけては日経平均がマイナス圏へと反落。
ドル円、クロス円は上値が重くなった。
ドル円は100円台半ば、ユーロ円167円近辺へと 値を下げたが、序盤から昼にかけての上昇幅を消す には至らず全般的には堅調だった。
豪雇用統計はほぼ予想通り、日本の機械受注は 予想を下振れる結果だったが、市場の反応は 少なかった。
◆アジア各中銀も協調的な利下げ実施 昨日の主要6中銀の協調利下げを受けて アジアの3カ国の中銀も利下げを実施した。
香港金融管理局は割引基準金利を50bp引き下げ2.0%に、 台湾中銀 政策金利を25bp引き下げ3.25%に、 韓国中銀 政策金利を25bp引き下げ5.00%に、 と発表された。
香港は昨日に続き連日の利下げとなる。
尚、中国は8日に協調利下げに同調して0.27%の 利下げを実施していた。
◆豪雇用統計ほぼ予想通り、豪ドル反応薄 9月の豪雇用統計はほぼ予想通りの結果となり、 豪ドルの反応は少なかった。
雇用者数の伸びは2.2千人と8月の10.2千人から鈍化したが、 事前の市場予想は上回った。
失業率は4.3%と8月の4.1%から悪化したものの、 市場予想通りの結果だった。
発表直後、豪ドル円は67円近辺、豪ドル/ドルは0.67近辺での 揉み合いだった。

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