スポンサーリンク |
【ロンドン市場】協調利下げ実施で円高に歯止め
- 記事詳細
-
8日のロンドン市場は前半と後半で流れが反転した。
前半は英銀行支援策発表にも関わらず、欧州株が下落したため、リスク回避的な円買いが進んだ。
高金利通貨の下げがきつく、豪ドル円は64円割れ、NZドル円は58円割れを記録した。
ドル円は東京市場の安値を下抜け、99円割れまで売られた。
ただ、後半に入るとショートカバーが進み、円高が一服した。
東京時間20時ごろには主要6中銀による協調利下げ実施が伝わり、米欧の株価指数が急伸。
金融不安緩和に対する期待感が浮上した。
ドル円、クロス円もこれを機に買い戻しが膨らんだ。
◆主要6中銀は協調利下げ決定、日銀も支持表明 東京時間20時ごろに主要6中銀による協調利下げが伝わった。
米国、欧州、英国、カナダ、スウェーデンが0.50%の利下げを 決定したほか、スイスは0.25%の利下げを決定した。
日本銀行は協調利下げに参加しなかったものの、 声明文で今回の協調利下げを支持すると表明している。
FRBは声明文で、かなりの成長下振れリスクがあると指摘。
注意深く動向を監視し、必要に応じて行動するとした。
きょうは主要6中銀の協調利下げ以外に中国の利下げも伝わった。
金融危機の深刻化で各国の金融政策は危機モードに突入している。
◆前半、オセアニア通貨暴落 ロンドン市場前半にはオセアニア通貨が暴落した。
序盤の高値と比べ、豪ドル円は一時6円、NZドル円は一時5円売られた。
円高加速で個人投資家の投売りが膨らみ、売りが売りを呼んだ。
市場ではNZ中銀が1.00%の利下げに踏み切るとの噂も出ていた。
オセアニア通貨は対円の急落が波及する形で対ドルでも大幅安。
豪ドル/ドルは一時0.65割れ、NZドル/ドルは一時0.58割れを記録した。

スポンサーリンク |