スポンサーリンク |
【ロンドン市場】英金融不安でポンド急落、円高再燃
- 記事詳細
-
7日のロンドン市場ではポンドが値動きを主導した。
英国放送協会(BBC)が英大手銀行の政府出資要請観測を報道。
ポンドが全面安となり、ポンド円の急落を機に円高が進んだ。
東京市場では豪中銀が1%の大幅利下げに踏み切ったことで株高、円安に繋がったが、ロンドン市場ではその流れが反転した。
豪中銀の大幅利下げを機に各国の協調利下げ観測も浮上したが、英金融不安が再びリスク要因として受け止められた。
◆ポンド急落、BBC報道で金融不安懸念強まる ポンドはロンドン市場前半の取引で急落した。
BBCが英大手銀行の政府出資要請観測を報じたことが背景。
英株式市場では出資を要請したとされる銀行の株価が急落。
RBSを筆頭にバークレイズ、ロイズなどが売られた。
金融不安懸念が強まり、ポンドが全面安となった。
ポンド円は180円台後半から176円台前半へ、 ポンドドルは1.75台前半から1.73台後半へと急落した。
ポンド円の急落局面では、円高が進行した。
ドル円は103円台前半から101円台半ばへ、 ユーロ円は140円台前半から137円台半ばへと急落した。
◆ポンド、後半はショートカバー進む ポンドはロンドン市場後半から買い戻しが進んだ。
政府出資を要請したとされる英大手銀が相次いで出資要請を 否定する声明を発表。
英株式市場が下げ渋ったため、 NY勢の参加が近づくにつれて、ショートカバーが膨らんだ。
ポンドドルは1.75台前半、ポンド円は179円台前半を回復した。
ポンド円の下げが一服したことで円高圧力が緩和。
ドル円は102円台前半、ユーロ円は139円台半ばを回復した。

スポンサーリンク |