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伊GDP、第1四半期は前期比‐4.7% 統計開始以来の大幅減
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イタリア国家統計局が30日発
表した2020年第1・四半期の国内総生産(GDP)速報値は前期比
4.7%減で、1995年に現在の形式で統計を開始して以来、最も大
幅な落ち込みとなった。前年同期比では4.8%減となった。
新型コロナウイルス抑制のための全国的なロックダウン(都市封鎖
)が響いた。
2019年第4・四半期のGDP確報値は同0.3%減となってお
り、リセッション(景気後退)入りが確認された。
ロイターがエコノミスト27人を対象に行った調査では、前期比5
.0%減、前年比5.1%減と予想されていた。
ウイルス感染症によるイタリア国内の死者は2万7000人を超え
、米国に次いで世界で2番目に多い。3月9日からロックダウンを開始
しているが、5月4日以降、段階的に解除される見通し。
速報値ではセクター別の数字は発表されないが、すべての主要要素
がマイナスとなり、中でも内需と輸出の減少が顕著だったという。
連立政権は2020年の成長率見通しをマイナス8.0%としてい
る。

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