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UPDATE 3-ANA、今期業績予想は算定困難 新型コロナで13月期は最大の赤字
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全日本空輸など航空会社を傘下に持つANAホールディングスは28日、2021年3月期(今期)の連結業績予想、配当予想を未定と発表した。新型コロナウイルスの感染拡大を防止するため各国の入国制限や国内の外出自粛要請がなされており、航空需要が急減。今後も厳しい事業環境が続くとみており業績への悪影響は必至だが、「終息時期が不明な現段階で業績見通しを合理的に算定することは困難」とした。
20年3月期(前期)の純利益は前の年に比べ75%減の276億円だったが、航空需要の急減を受け、19年1―3月期は587億円の最終赤字、588億円の営業赤字に陥った。四半期として過去最大の赤字となった。1株当たり75円を予定していた前期配当も無配とした。
福沢一郎常務執行役員は決算会見で、今期業績を見積もる際は「保守的なシナリオ」で見通しを立てると説明した。今年8月くらいまでの新型コロナ終息を前提とし、9月からは徐々に旅客需要が回復するが、年度末までに5ー7割程度にとどまる、との慎重な見方を示した。国内・海外、ビジネス・レジャーなど需要の種類も一様ではなく、時間差を伴って回復することを

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