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【ロンドン市場】円高水準で振幅、不透明感払拭されず
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週明けのロンドン市場は円高水準で振幅した。
ロンドン勢参加後、ドル円、クロス円は買い戻されたが、ロンドン市場後半には東京市場の安値へと失速した。
ユーロ円は140円割れ、ドル円は103円割れ寸前まで下げた。
アジアに続き、欧州でも株式市場が軒並み急落した。
英独仏の株価指数は一時6%程度下落した。
株安がリスク回避的な円買い圧力へと繋がった。
個別ではユーロや豪ドルの下げがきつかった。
ユーロについては欧州の金融不安、豪ドルについては、豪中銀の大幅利下げ観測が嫌気された。
日本も景況感が大きく悪化しているが、 金融不安については他国ほど深刻な状況にはない。
消去法的に円買いが進みやすい状況にあるようだ。
◆豪ドル売り続く、大幅利下げ観測で低迷 豪ドル円は序盤、77円台後半まで買われたが、 ロンドン市場後半には76円台前半まで値を崩した。
市場では明日の豪金利発表が関心を集めていた。
市場では0.50%の大幅利下げを予想する専門家が多い。
専門家の一部は0.25%の利下げを予想しているが、 豪ドル相場は大幅利下げを織り込んでいるようだ。
◆ユーロ円140円割れ、約2年半ぶり安値 ユーロ円は序盤、141円台前半まで買われたが、 ロンドン市場後半には139円台後半まで値を崩した。
同水準は約2年半ぶりの安値となる。
市場では欧州の金融不安が関心を集めていた。
ドイツ連銀は同国の不動産金融大手ヒポ・リアル エステートに350億ユーロの緊急融資を実施したと発表。
緊急融資は同社の短期流動性に配慮した措置。
欧州の金融不安の深刻さを示唆していた。
尚、イタリア政府関係者の話として欧州首脳が 金融市場支援で声明を準備中との情報も出ていた。

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