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〔焦点〕格差拡大前提の成果型賃金、賃金カーブ消滅で中高年冬の時代
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今年の春闘は、かつての一律賃上げ交渉に替わり、
成果を反映した賃金体系への移行をより強く反映するものとなりそうだ。これまでも一部
に成果型賃金を取り入れてきた企業は多いが、今年は春闘の先頭を走るトヨタ労組が賃上
げ率に差が出る方法を提案。ひと握りの優秀な人材や人口減の著しい若手への配分が厚く
なるなかで、中高年にとっては厳しい状況となりそうだ。
<トヨタ労組も評価見合いの賃上げ容認>
「かなり賃金が上昇する人、まったく上がらない人が出てくるかもしれない」ー春闘
での「パターンセッター」であるトヨタ自動車労組の古川貴之・企画広報局長は
、5段階評価に応じた賃上げ方針について、こう述べる。パフォーマンスにより、賃上げ
に差が出ることを容認する方針だ。
トヨタの経営側は18年から一律のベア額を公表せず、事実上能力主義の賃金体系へ
の移行を進めてきた。古川局長は自動車業界を取り巻く厳しい環境を踏まえ、まずは会社
を盛り立てていく必要性を強調する。
今年提案した賃上げ額は、月1万0

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