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〔焦点〕10─12月の生産、前回増税時上回る落ち込み 五輪前も低成長か
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昨年10─12月の生産は前回14年の消費増税時
を上回る落ち込みとなった。GDPはマイナス成長が確実視されており、年明けの日本経
済も、当初見込みより設備投資回復の遅れが色濃くなってきた。5G向け半導体需要の回
復は期待されているが、他の投資の様子見で吹き飛びかねず、資本財の弱さを中心に生産
は回復の遅れを余儀なくされるとの見方が強まっている。
<生産の基調、前回増税時より弱いとの見方>
12月の鉱工業生産は前月比プラス1.3%と市場の予想を上回ったが、経済産業省
では「10、11月の大幅低下の戻りとしては大きなものではなかった」とみている。
伊藤忠総研・武田淳チーフエコノミストも「10─12月期の成長率はマイナス成長
が確実」としたうえで、新型肺炎によるリスクも踏まえて「今後の生産の回復は当初見込
みより遅れるだろう」と、従来より弱気の見方に傾いている。
10─12月を通してみると、生産水準は前期比4.0%の落ち込みとなり、前回消
費増税時の14年4

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