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〔マーケットアイ〕金利:国債先物は反落で引け、40年債入札が示した微妙な投資家心理
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<15:07> 国債先物は反落で引け、40年債入札が示した微妙な投資家心理
国債先物中心限月3月限は前営業日比6銭安の152円54銭と反落して取引を終え
た。10年最長期国債利回り(長期金利)は同0.5bp上昇のマイナス0.045%。
新型肺炎への警戒感は根強いものの、国債先物は上値が重かった。本日の40年債入札は
、金利低下のポジションを取りにくい微妙な投資家心理を示したとみられている。
マーケットでは新型肺炎の経済や金融政策に与える影響は予想しにくいとの見方が多
い。「経済への影響はあるとしてもどの程度かはまだ読めない。リスクオンポジションを
閉じたとしてもリスクオフに転じるべきかは判断材料不足だ」(りそなホールディングス
のチーフストラテジスト、梶田伸介氏)という。
「株式や為替など外部のリスクオフにはついていかざるを得ないが、積極的に金利低
下のポジションは取れない」(国内銀行)という。そうした投資家の微妙な「心理状態」
が表れたのが本日の40年債入札だった。

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