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【東京市場】円安、ドル安 雇用統計前にショートカバー
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週末の東京市場は雇用統計を前にポジション調整が進んだ。
前半はクロス円主導で円高、ドル円を除きドル高に振れた。
世界的な景気不透明感や各国の利下げ観測が背景。
ただ、後半に入るとそれまでの動きが反転した。
クロス円が安値から大きく反発。
欧州通貨や資源国通貨が対ドルで買い戻されるなどショートカバーが進んだ。
ドル円は反発したが、クロス円に比べ上昇は鈍かった。
◆地区連銀総裁、利下げ否定発言相次ぐ 東京市場ではブラード・セントルイス連銀総裁、 ホーニグ・カンザスシティー連銀総裁の発言が伝わった。
両総裁とも金融政策は既に緩和的であるとして利下げに 否定的な見方を示した。
ホーニグ総裁は金利を長期間、 低水準とするより、できるだけ早期に引き上げたほうが よいとの見方も示していた。
両氏とも今年のFOMC投票権を 有していないが、市場で根強い米追加利下げ観測をけん制 した格好。
この発言に特に反応は見られなかったものの、 過度の利下げ期待は禁物と見たほうが無難かもしれない。
◆クロス円買い戻し進む クロス円は前半下落したが、後半買い戻しが進んだ。
前半はユーロ円が144円台半ば、ポンド円が184円台後半、 豪ドル円が81円近辺へと下落した。
世界的な景気不透明感 で各国の利下げ観測が強まったことが手掛かりとされた。
来週、英国については0.25%、豪州については0.50%の 利下げが見込まれている。
ただ、後半にはユーロ円が 146円台前半、ポンド円が186円台後半、豪ドル円が82円台 前半まで反発。
雇用統計前にショートカバーが進んだ。
ドル円は前半、104円台後半まで売られたが、後半には クロス円の上昇に連動して105円台前半まで反発した。

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