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〔マーケットアイ〕金利:国債先物は続落で引け、海外勢「お休み」で上値重い
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<15:07> 国債先物は続落で引け、海外勢「お休み」で上値重い
国債先物中心限月3月限は前営業日比2銭安の151円77銭と続落して取引を終え
た。10年最長期国債利回り(長期金利)はゼロ%(同0.5bp低下)に回帰。方向感
には欠けたものの、海外勢の買いが乏しく、終日上値が重い展開だった。
軟調相場が続く1つの要因は、海外勢の円債買いが弱まっていることだとみられてい
る。その背景は、1)クリスマス休暇、2)米金利が上昇し米債にシフト、3)為替スワ
ップにおけるドルのベーシス低下で上乗せ金利が縮小、などが挙げられている。
このうち、ベーシスの低下は、FRB(米連邦準備理事会)によるレポ市場への大量
資金供給と短期国債購入で、ドルが余剰になっていることが大きな要因だ。このうちレポ
市場への資金供給は年末越えの資金ニーズに対応するもので、新年になれば縮小する見通
し。短国購入は4─6月期まで続く予定だが、短期金融市場の落ち着きが確認されれば、
徐々に減っていくとみられている。

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