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インタビュー:マイナス金利深掘りなら三層構造の調整も、2%はパッシブ目標=門間元日銀理事
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元日銀理事でみずほ総合研究所・エグゼクティブエコノミストの門間一夫氏は17日、ロイターとのインタビューで、日銀の金融政策について、海外経済のリスクが高まり急速に円高が進行した場合、マイナス金利の深掘りが「唯一実行可能な」政策手段になると言及。マイナス金利の深掘りを実行する場合は、当座預金の三層構造の調整など副作用対策が必要になると指摘した。2020年の日本経済については、景気後退は避けられるが力強い回復とはならないとし、1%か、それを下回る成長ペースが続くと予測した。
日銀の金融政策について門間氏は「ほとんどやれることは残っていないだろう」と手詰まり感を指摘した上で、海外経済の下振れリスクが高まり、円高が進行した場合、「マイナス金利の深掘りが唯一実行可能な政策手段になるだろう」と語った。
ただ、マイナス金利を深堀りする場合は「世間の批判を和らげる最大限の努力は別途必要になってくる。何か副作用対策を同時に行うだろう」と述べた。具体的には、日銀当座預金の三層構造のうち、プラス0.1%の金利が適用される基礎残高部分を拡大したり、超長期金利の過度の低下を

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