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UPDATE 1-アジア通貨動向(4日)=総じて軟調、米中貿易戦争への懸念くすぶる
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アジア新興国通貨は総じて軟調。韓国ウォンが下げを主導し
ている。トランプ米大統領の発言で、米中の「第1段階」通商合意の早期実現期待が後退
した。
トランプ大統領は3日、中国との通商交渉について、合意に期限はないとし、来年1
1月の大統領選挙後まで待った方が良いかもしれないと述べた。
アクシトレーダーのアジア太平洋市場ストラジスト、ステファン・イネス氏は「最近
は、通商問題に関する材料への投資家の反応は鈍くなっていたものの、楽観ムードがかな
り高まっていただけに、最新のニュースは冷や水となった」と述べた。
人民元は3営業日続落し一時約1カ月ぶり安値をつけている。
貿易に関連する材料に敏感な韓国ウォンは0.6%安と7営業日続落の動
き。
米中通商問題で悪材料がでている一方で、経済指標は好材料を提供。財新/マークイ
ットが発表した11月の中国サービス部門購買担当者景気指数(PMI)が7カ月ぶりの
高水準となったほか、インドのサービス部門PMIも好不況の節目を上回り4カ月ぶりの
高水準となった。

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