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〔マーケットアイ〕金利:前場の国債先物は続落、来週以降の需給懸念が重し
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<11:07> 前場の国債先物は続落、来週以降の需給懸念が重し
国債先物中心限月12月限は前営業日比11銭安の153円18銭と続落して午前の
取引を終えた。10年最長期国債利回り(長期金利)は同1.5bp上昇のマイナス0.
080%。前日の米市場が休場で手掛かりに乏しかったが、来週の入札を控えた需給懸念
や、米金利上昇懸念を背景に軟調な展開となった。
来週は、3日に10年債、5日に30年債の入札が予定されている。「超長期債入札
が毎週続いているほか、来月に入れば年限長期化需要による買いも一巡するため、入札に
は警戒感もある」(国内証券)という。
日本の経済指標は消費や生産などで、さえないデータが続いているが、米経済指標は
依然堅調。来週2日の11月ISM製造業景気指数などが市場の景気底入れ期待を補強す
る内容となれば、米金利上昇に弾みがつくとみられている。
「年限長期化など国内の需給要因が剥落すれば、米ファンダメンタルズに沿った金利
上昇圧力が円債にも強まりそうだ」

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