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〔焦点〕強まる景気下振れ懸念、利下げ慎重論も根強く現状維持で警戒継続へ
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- [東京 2日 ロイター] 日本銀行が6、7日の両日開催する金融政策決定会合では、米証券大手リーマン・ブラザーズの経営破綻(はたん)に端を発した金融危機に関して突っ込んだ議論が交わされそうだ。米下院で金融安定化法案が否決されたことで、株式市場は荒い値動きとなっているが、こうした動きが米景気をさらに悪化させ、延いては日本経済に悪影響を及ぼさないかどうか、注意深く点検する。日銀は景気の下振れリスクが強まったと判断しているが、インフレリスクを完全に拭い去れないことや緩和的な金融環境などを理由に、利下げに対する慎重論も依然根強い。政策金利である無担保コール翌日物金利の誘導目標を年0.5%前後に据え置き、今後も警戒を続ける見通しだ。

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