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米上院、74兆円の金融安定化法案を可決=明日午後、下院で再投票へ
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−下院指導者、法案通過に必要な12票の上積みを目指す−
【2008年10月2日(木)】 − 米上院は1日の本会議で、ブッシュ政権が打ち出した総額7000億ドル(約74兆円)の金融安定化法案を74票対25票の圧倒的多数で可決した。
同法案は、2日前の9月29日、下院本会議で228票対205票の反対多数で否決されたが、今回の上院可決を受けて、下院は明日(3日)の午後に本会議を開き、同法案の再投票を行うことになった。
今回は上院での採決が下院に先行するという異例の事態となったが、上院可決で下院通過に弾みがつくのはほぼ確実となった。
投票結果は、賛成は民主党議員が39人、共和党議員が34人、無所属議員が1人で、反対は民主党が9人、共和党が15人、無所属が1人だった。
マケイン、オバマの両大統領候補はいずれも賛成票を投じている。
ブッシュ大統領は、同法案の上院通過後、声明文を出し、「アメリカ国民と経済界は、下院が今週、法案を可決し、私の手元に法案を送ってくることを期待している」と改めて、下院に熱いメッセージを送っている。

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